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2010年8月13日 (金)

2011年、来年の入試国語はこれが出る。(2)

お盆休み、一日中家でボーっとして、やっと疲れがとれて

きました。今年の夏は例年になくキツイっす。4試合も高校

野球見に行った後遺症でしょうか。(.笑)さて、ちょっとひっ

ぱりましたが、来年の入試国語出典予想の続きです。

           

中学入試国語と言えば、重松清さん。多作な方で毎年、

国語の先生、特に入試問題担当の先生にとっては緊急

避難場所になってますが(笑)、今年もお誂え向きの本

を出してくれました。

            

さすらい猫 ノアの伝説

          

中学受験生御用達(?)の朝日小学生新聞に今年4月

から6月にかけて連載された小説を単行本化したもの

です。小学生対象ですから、文字も大きく一部ふりがな

も振ってあります。

             

では、内容は子どもだましかというとそこは重松さん。

大人が読んでも十分楽しませてくれます。テーマは、

ズバリ「僕たちが忘れている大切なもの」でしょうか。

            

前回ご紹介した「四十九日のレシピ」は、主人公宅に

ふらっと訪れてきたガングロ少女が物語の狂言回し

でしたが、こちらは方々の小学校を渡り歩くさすらい

の黒猫ノアがその役回りです。

            

猫好きのワタシにとって、ノアがウチのノラにかぶって

、、、そんなことはどうでもいいですね。笑 重松清さん

の作品の中では、「くちぶえ番長」の系譜に属するもの

と言っていいでしょう。

            

主人公のクラスの合言葉、「元気ハツラツ・勇気リンリン・

根気コツコツ」が、もうひとつのテーマ。登場する小学生

はどこにでもいるような子。敵役も勿論、登場します。^^

            

行き帰りそれぞれ小一時間ほどの通勤電車の中で読み

終えてしまう長さですが、最後の方はやっぱりジワ~と

涙腺が緩んで、ちょっと回りの眼が気になりました。笑

まぁ、重松ワールドど真ん中の本です。^^

             

「くちぶえ番長と」同様、超難関校では出ないかも知れ

ません。でも、2回、3回、4回と入試がある学校では、

やっぱり重松清、作問がしやすい題材なだけに出る

可能性は高いと思います。

              

次に、隠し玉。こちらは、8月に出たばかりの新刊本。

              

市立第二中学校2年C組 10月19日月曜日

              

作者は椰月美智子さん。中学受験では「12歳」、以前

出題的中させた「しずかな日々」(ここ3年間での出題

頻度上位)、今年も「るり姉」が出題されています。

               

この小説はタイトル通り、ある中2クラスの生徒38人

プラス担任の先生が主人公になって、1日の出来事

をオムニバス形式で綴ったショートストーリーズ。

              

本の最初にクラスの座席表があって、誰がどこに座っ

ているのかひと目でわかります。時間割もあって月曜

日は、SHR・英語・美術・数学・国語・学活・給食・昼休み

・社会・理科・SHR・掃除ということもわかります。

            

中2ですから、子どもじゃないし大人でもない。恋に憧れ、

見た目に悩み、複雑な家族関係、ビミョーな友達関係も

ある。ひとり2,3ページから10数ページのお話。

            

ある話では主人公、別の話では脇役。立場が変われ

ば見方もかわる。日常の中の小さな出来事、心の動き、

人間関係が綴られています。

            

男子苦手の乙女ゴコロあり、女子にとって理解不能の

男子の振る舞いあり。(笑)我々オトナが読むと、あの頃

を思い出して甘酸っぱい気持ちで一杯になります。

            

とりとめの無い話を最後で纏めることはありません。普通

の中2生のそれぞれの一日を切り取って、今日と違う明日

があると結びます。椰月版「中学生日記」ですね。

              

一話、一話はとても短いのでふたつか三つある大問の

ひとつにしやすい題材。2011年度に出るまさに「本命」と

言えるかも知れません。^^

           

p.s.

          

「番外編」

          

出典予想は基本、新刊本としていますが「番外編」として

旧作からも。この時期、新潮文庫では夏の100冊として

装丁新しくして推薦文庫を出版しています。

          

書店もそれに合わせて、目立つところに平積みします。

国語の先生も勿論これをチェックしています。この100

冊の中には、中学受験で頻出と言われる作品が数多く

あります。これらもマークしておくべきでしょう。

          

「羅生門・鼻」(芥川龍之介)

「塩狩峠」(三浦綾子)

「友情」(武者小路実篤)

「黒い雨」(井伏鱒二) ※

東京タワー」(リリー・フランキー) ※

「西の魔女が死んだ」(梨木香歩)

夏の庭」湯本香樹実 ※

「マイマイ新子」(高樹のぶ子)

「青い鳥」(重松清)

「楽隊のうさぎ」(中沢けい)

「サマータイム」(佐藤多佳子)

「卵の緒」(瀬尾まいこ) ※

博士の愛した数式」(小川洋子)

「4TEEN(フォーティーン)」(石田衣良)

「こころの処方箋」(河合隼雄) ※

          

ざっとこんな感じですが※は特に要チェックです。

              

              

夏バテのなか頑張って書きました。笑

応援頂けたら、ウレシイです。^^

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中学受験の新刊本

               

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16.中学入試問題予想」カテゴリの記事

コメント

またまた御無沙汰です。
ほんとに暑いですがsun、お元気にご活躍のようでうれしいです。
うちの次男の学校では中3から課題図書がだされています。
その日のまえに、塩狩峠、4TEEN、夜のピクニック、博士の愛した数式などでしたか。
かなりこちらの予想とかぶります。中3でようやく読めるような内容を小6で解くのですから大変ですよね。
受験の時国語が大の苦手だったわが子もいくらか
国語は進歩したかも?とにかく作文が多く、漢字も厳しく鍛えられました。

高一夏の宿題は「罪と罰」の感想文ほかレポート、作文が3点、自由研究、英語のスピーチ暗誦などきりなく出ています。お盆の合宿から帰ったら必死で取り組むことになるでしょう。
中学で週5日、高校で6日の部活漬けで体力だけは間違いなく付きました。

既に学校では大学受験にむけ取組みははじまってますが、まずは宿題だsign03
まだまだ暑いです。ブルックシルクさん、奥様、受験生の長男くん、次男君、三男君、ご自愛なさって夏をのりきってくださいねhappy02

投稿: 星モグラ | 2010年8月16日 (月) 09時41分

星モグラさま

ごぶさたしております!

>うちの次男の学校では中3から課題図書がだされています。
>その日のまえに、塩狩峠、4TEEN、夜のピク
>ニック、博士の愛した数式などでしたか。

ほとんどが新潮文庫のこの夏のオススメ100冊とかぶっていますね。文庫で読めるので、是非読みましょうということでしょうか。^^


>既に学校では大学受験にむけ取組みははじまって
>ますが、まずは宿題だ

長男は漢文の先生が大量の宿題を出して全くKYだとぶつくさ言っておりました。三男は、生物観察の目処をつけたので、何とかなるでしょう。問題の次男、一体何が出ているのか、どこまでやっているのか全く不明。。。怖い。^^;

投稿: ブルックシルク | 2010年8月17日 (火) 13時03分

「市立…」←今日の首都圏模試で でました!

投稿: みかん | 2010年12月 5日 (日) 19時52分

みかんさま

>「市立…」←今日の首都圏模試で でました!

出ましたか!
今日のブログでちらっとこの話題に触れました。よろしければ、読んでみて下さい。

12月ともなると、いろいろせわしないですが、どっしり構えて、どうかお子さんの体調だけはしっかり管理してあげて下さいね。応援してます!

投稿: ブルックシルク | 2010年12月 6日 (月) 16時35分

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