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2009年5月 7日 (木)

来年の「国語」はこれが出る!隠し玉編。

先日、これは来年出るなと予想した国語の出典、重松清さん

の新刊「ステップ」(「とんび」より中学受験的にはこちらの方が

オススメ)、現代語訳版「学問のすすめ」(福沢諭吉著、斉藤

孝訳)に続いて、ちょっと隠し玉的作品をここでご紹介します。

            

伊集院静さんの「スコアブック」という小説です。この作品、今

書店に行っても手に入りません。実は、まだ刊行されていない

のです。というか、完結もしていない小説です。

              

というのも「「IN*POCKET」という文庫本サイズの文芸雑誌の

4月号から連載が始まったばかりなんですから。笑

               

で、その4月号の巻頭を飾る最初のページにこうあります。

              

「一冊のスコアブックを抱いて、空を見上げる少女の夢は、

野球チームをつくること。湘南を舞台に少女とナインたちの

成長を描く長編野球小説!」

              

どうですか、中学入試に出る匂いがプンプンするでしょ。笑

               

ちなみに挿絵をあのちばてつやさんが描いています。ご自身

のブログにもこんな紹介がありました。

            

中学受験に出る理由をもう少し具体的に言いますと、

             

1.伊集院静さんは、「機関車先生」や「ぼくのボールが君に

 届けば」など中学入試頻出の作家であること。

              

2.物語の主人公は小学4年の少女。成長していく「乙女心」

 を読み解かせる問題は今や男子校ではブーム。笑

                     

3.物語設定が、野球とくればあの「バッテリー」(あさのあつこ)

 や「卒業ホームラン」(重松清)を思い起こさせる。

              

4.長編小説ということで、入試問題を作る10月頃には連載は

 佳境に入る時期、だろう、多分。笑

               

以上より、この「スコアブック」は来年の男子校、その中でも

麻布、武蔵、攻玉社(特別)あたりに出る!かも。笑

              

そしてもうひとつ隠し玉。これは、女子校ねらいです。

              

「走れメロス」(太宰治)

              

こちらは思い切り古典です。^^;

              

今年は、太宰治生誕100周年。書店に行くと、文庫本や単行

本でやたら太宰作品、太宰を題材にした本が目立ちます。

国語の先生も当然、自分の学生時代を偲んで太宰を読むに

違いありません。

                

でも、「人間失格」や「斜陽」は中学受験ではちょっとキビシイ

のでやっぱり「走れメロス」が来る。(笑) しかも、太宰は男子

校には何となく似つかわしくないので女子校向けとなる。^^

                  

この作品、ワタシは昔学校の教科書で読んだ気がしますが、

今あらためて読んで見ると(青空文庫で読めます)、色々な

読み方ができそうです。

                   

その意味では、問題を作る先生はちょっと苦労するかも知れ

ませんね。つまり、単純に友情物語と解するのか、もっと深読

みするのか。後者となると、小6年生のお子さんにはちょっと

歯ごたえのある作品となるかも知れませんね。

              

ただ、「秘伝中学入試国語読解法」の石原先生によれば、

中学入試国語は学校空間で「道徳」として読まれるべきもの

なので友情物語ととらえて解答するのが王道でしょうね。^^

            

ところで、同じ生誕100周年の松本清張。これは絶対、出ま

せん。(笑) 太宰治と松本清張が同い年とはちょっと意外

でした。 

                              

                            

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14.入試問題予想」カテゴリの記事

コメント

ブルックシルク様

「来年の国語」予想ありがとうございます。
太宰治の「走れメロス」とても懐かしいですね。
娘の第一志望校の国語の先生は、宮沢賢治が大好き!と言ってましたが・・・ほぼ、出し切ってしまったようなので、今年は太宰治かもしれませんね~。
「走れメロス」早速 娘に読ませたいと思います。
「スコアブック」も早く手にしたいです^^;
これからも、色々と教えて下さいネ!!
 (今でも市進は、首都圏模試の申込みだけです。これからY合不合と日にち重なるんですよね。困っちゃうな~)


投稿: 6C娘 | 2009年5月 7日 (木) 20時53分

6C娘さま

>太宰治の「走れメロス」とても懐かしいですね。
>娘の第一志望校の国語の先生は、宮沢賢治が大好き!
>と言ってましたが・・・ほぼ、出し切ってしまったよ
>うなので、今年は太宰治かもしれませんね~。

おそらく常磐線沿線の学校ですかね。^^
あそこは古典文学をしっかり出すところですから。

「走れメロス」たくさんの中学で過去出題されているのかなぁとN研のデータ(ほとんどの私立国立中学の過去7年間ほどのデータが網羅されている!)で見ると全く出ていません。意外でしたね。
これは益々隠し玉だと思いました。笑

>「スコアブック」も早く手にしたいです^^;

IN*POCKETは、200円ほどですから毎月買ってもいいかも。その他の作家さんの連載も結構面白いです。(重松さんは、4月号でひとつの長編が完結してしまいました)

>(今でも市進は、首都圏模試の申込みだけです。これ
>からY合不合と日にち重なるんですよね。困っちゃう
>な~)

市進=首都圏模試(経営母体が同じ)ですからねぇ。これは長男、次男のときも困りましたが定例を土曜日に振り替えて、NやYの模試受けました。テストが連荘になるので大変ですが、お子さんとご相談されては?

投稿: ブルックシルク | 2009年5月 8日 (金) 13時41分

お久しぶりです。

ブルックシルク様の紹介される本は、
どれも健全な感じで、まぶしいです。
中学受験ですから、当たり前ですね。
このところ、不健康な本ばかり読んでいるので
(今読んでいるのは宮部みゆきさんの『模倣犯』・・・笑)
次は、今日のお天気の様に爽やかな本を読んでみましょうか。

ところで、三男クン、がんばっていますね。
その決断に、なんだかセツナイ感じがしたり
ほっとしたり・・・他人事ながら複雑です。
「中学受験は、子どもを早く大人にする」と聞きますが
本当ですね。
後悔のない受験となりますよう、応援しています。

投稿: ぞうさん | 2009年5月 9日 (土) 09時25分

ぞうさんさま

>ブルックシルク様の紹介される本は、
>どれも健全な感じで、まぶしいです。
>中学受験ですから、当たり前ですね。

仕事関係の本は硬いものが多いので、最近は安らぎというか癒しを求めて中学入試がらみの小説を読むことが多くなりましたね。^^;

一番ありがたいのは、駄作に滅多に出会わないこと。
よく途中まで読んで放り出すことが以前は多かったですが、定評のあるものはハズレがありませんね。

それとここではあまり紹介しませんが、理科系の新書や文庫本もよく読みます。この間、良かったのは サイモン・シンの「宇宙創成」、今日思わず買ってしまったのが「進化しすぎた脳」の池谷祐二さんの新刊「単純な脳、複雑な私」です。ご出身の高校(藤枝東)で行った4つの講義をまとめたもののようです。

どちらにしても、現実逃避のための読書ですね。笑


>「中学受験は、子どもを早く大人にする」と聞きます
>が本当ですね。

これはその通りですね。三男はまだまだ幼いですが、大人になるのを急がせるのは何だか勿体無いような、でもしっかりして貰わなくちゃとも思いますし、複雑ですね。^^;

投稿: ブルックシルク | 2009年5月 9日 (土) 22時50分

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