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2007年2月27日 (火)

麻布の国語~あっち、ねぇ、さん

麻布の国語は、中学入試国語の中では問題の質量

とも首都圏最高峰ですね。あとは、武蔵。ここは孤高

を保つ気概があり、開成はかなり骨太にイメージチェ

ンジしたけど、まだよそ行きみたいな。笑

       

麻布は、人間の機微を読み取ってもらいたいが為に

外国文学の出題も結構多かったですが、今年は前に

も書きましたが、浅田次郎の『霞町物語』。

       

昭和30年代の東京といえば、今の小学生にとっては

外国みたいなもんでしょう。ましてや昔かたぎの江戸

っ子気質を読み取るとなるとかなり難易度が高いです。

       

でも、実際に読んでみればわかりますが、人間の普遍

の感情が描かれていて、これをわかる大人になって

ほしいという麻布のメッセージはワタシにも届きました。

       

『霞町物語』は、8編の短編からなっていますが主人公

の高校生時代の短編はナンパの話が多くて、あまり子

どもには読ませられません(笑)が、4つある家族編は

どれも静かな感動を呼ぶ名作ばかりです。

         

麻布には「青い火花」ではなく、「雛(ひな)の花」を出題

して欲しかったですね。

         

気風のいい祖母と写真館のオヤジだった祖父。戦死

したその長男(主人公からみれば、叔父さん)と祖母

に何やら関係があるらしい地元名士の老人。

          

この人間関係を小学生だった主人公の目を通して、

描写しています。祖父が亡くなった祖母とその後に

亡くなったその老人との関係を語るくだり、ふたつの

位牌をどうしたか。涙なしでは読めませんね。

         

麻布生になりたきゃこれくらい読み解け、と字数制限

なしで記述させてほしい。それくらい、いい話です。

(何のこっちゃ、笑)

          

しつこいようですが、麻布が出した作品は来年必ず

どこかが出します。是非ご一読を。

         

尚、蛇足ですが別ブログで書いた「中学受験 来年の

「国語」はこれが出る」のこれを読もう100冊の中に、

しっかり『霞町物語』が入っていました。^^

          

この100冊の中から今年、どの中学が出題したか調

べるのがまた楽しみです。^^ 

          

そして、今年も来年に向けて去年と重ならない100冊を

ピックアップしたいと思います。ゴールデンウィークの辺

を目標にしますね。

                              

                            

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16.中学入試問題予想」カテゴリの記事

コメント

『麻布が出した作品は来年どこかで出る』のですね。
さっそく買って積んでおきます(笑)。
息子は、お薦めいただいた佐藤多佳子さんが気に入ったらしく、『黄色い目の魚』を読んでました。
今は、あさのあつこさんの『ラスト・イニング』と
重松清さんの『エイジ』を両方読んでます。
2つの本を同時に読むという感覚が、
私には理解できませんが・・・
ところで、
麻布と開成は、比較すると正反対だと思うことが多いですね。試験問題もそうですが、説明会の運営の仕方など、両極端です。
息子は麻布向きだとよく言われますが、
本人はかなり開成に傾いています。


投稿: ぞうさん | 2007年2月28日 (水) 12時37分

次男君の合格のときにコメントさせていただいた、けやきです。その後も楽しみにブログ読ませていただいています。

長男は国語が大の苦手。色々試させてみましたが、国語の成績を上げるのは難しいです。中学受験の国語ってこれまでの親の子育ての仕方をつきつけられる気がするのですが、考えすぎでしょうか?

麻布の国語、解けるようになったら、子どもの心も成長したんだなって思えるような内容ですね。幼い息子には中学受験の国語はキビシイです。

投稿: けやき | 2007年2月28日 (水) 13時40分

ぞうさんさま

>『麻布が出した作品は来年どこかで出る』のですね。
>さっそく買って積んでおきます(笑)。

かならずじゃ、ないけど。笑

例えば、04年辻内智貴の「信さん」は、今年、豊島岡女子が同じ箇所で出題しています。

06年のフィリッパ・ピアスは作品こそ違いますが今年、慶応普通部が採用。(といっても、この作者。外国文学では異例の出典の多さ。03年開成、04年栄光、05立教女学院が採用しています)

いずれにしても、麻布の国語の設問は、秀逸だと思いますね。

投稿: ブルックシルク | 2007年2月28日 (水) 23時57分

けやきさま

>中学受験の国語ってこれまでの親の子育ての仕方をつき
>つけられる気がするのですが、考えすぎでしょうか?

いやいや、これは大きいですよ。幼児のときからの読み聞かせは、のちのちの国語力(語彙力、表現力)に多大な影響を与えますね。

ウチも長男ははじめてのこどもで、たくさんの絵本と読み聞かせをしていましたが、次男はちょっと手抜きだったとヨメさんは後悔しています。

国語力がつくと、算数もあがります。文章題の読み違いが減るからです。

次男は最後の定例試験の国語でスゴイ点を取って、ワタシの危機感に火をつけました。正月特訓は、もう遅いと思われましたが、それなりの成果はありましたよ。

絶対あきらめず、国語は知識と読解をコツコツやって下さい。1年もあれば、得点源になっていきますから。
頑張って下さいね。

投稿: ブルックシルク | 2007年3月 1日 (木) 00時04分

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